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お土産屋さんやスーパーなどで、
試食を配っているおばさんって多いですよね。

試食を配る仕事って
簡単に見えて実は簡単ではないんです。

この人の仕事って、
ただ試食を配ることが仕事ではなく、

試食を通じて商品の価値を知ってもらい、
購入してもらうというのが仕事です。

レジ打ちや棚卸しよりも重要な、
セールスマン的なポジションなのです。

しかし、それを理解した上で、
試食を配っているおばちゃんは少ないです。

彼女たちの多くは、
自分に課せられた試食を配れば配るほど、
沢山仕事をしている気になってしまい、

とにかく配ることだけにフォーカスを当てて、
日々の業務をこなしているのです。


しかし、


これは試食のおばちゃんに限った話ではなく、
約8割の人も同じ感じで仕事をしています。


要するに、

多くの人は自分の仕事の本質を理解せずに、
表面的な作業をこなしているだけ。という事です。

この本質を理解しているかどうか?
これは非常に重要な事です。

たとえば、飲食店の場合、

本質を理解していないホールスタッフは、
飲食店で厨房から指示された料理を
運ぶだけで仕事をした気になります。

一方、ホールスタッフの仕事は、
お客様に快適に食事をしてもらうことだと
本質を理解しているスタッフの場合は、

料理を運ぶだけではなく、
・空いたお皿は無いかな?
・飲み物は少なくなっていないかな?
・何か他に注文や困ったことは無さそうかな?
などという思考が働くわけです。


これが仕事ができる人とできない人の差です。


サラリーマンやバイトなど、
出社すれば決められた給料を貰える人は、
業務に慣れて、本質を見失いがちです。


自分の与えられている仕事の本質は何か?

もう一手間、あと少しの気遣いをすると、
もっと良くなるのではないか?

という事を日々意識するようにすることで、
あなたのパフォーマンスと価値は劇的に上がります。


試食をただ配るだけのおばちゃんと
同じにならないように気をつけていきましょう。


<追伸>
先日、福岡空港で
センスのいい試食のおばちゃんがいました。

多くの試食のおばちゃんは、
「これ美味しいよ」と試食を進めてきますが、

そのセンスのいいおばちゃんは、
「お土産にすると喜ばれますよ」と
私に試食を進めてきたのです。

「こういう差だよなー」と思い、
私は試食をせずにその商品を買いました。

相手が求めている本質(美味しさより、さらにその先(渡す相手の笑顔))まで、
イメージして仕事ができる人は素敵ですよね。

そういう人間になれるように、
日々頑張っていきましょう。
 
AIが普及していく中、
活躍できる人間というのは、
そういう人間だと私は思っております。
 
アウトドア&スポーツ ナチュラム
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